アルテミスワンダーランドへようこそ
- 4月12日
- 読了時間: 3分
更新日:6月5日
― 犬が本来の姿を取り戻す場所 ―
アルテミス通信 第6号

■ 犬たちのワンダーランド
人間から見ると、アルテミスはペットホテルかもしれません。
しかし犬たちにとっては、ここは宝物が詰まったワンダーランドです。
ここには、
匂いの情報、
光と影、
風の音、
木陰、
土の感触、
細い通路、
静かに休める窓付きの部屋、
そして犬同士の自然な距離感があります。
犬たちは、そうした環境全体を使いながら、自分自身を整えていきます。
■ 犬たちは自分で選んでいる
ここでは、犬たちはほとんど吠えません。
犬たちは自分の意思で、
動き、
匂いを嗅ぎ、
環境を確認しながら、
他の犬との距離を自分たちで調整しています。
排便や排尿をする場所も、犬たち自身が選びます。
部屋に入ることも、外へ出ることも、基本的には自由意思です。
私たちは犬たちに絶えず指示を出しているわけではありません。
犬たちは環境の中で情報を集め、自分で判断し、自分で行動しています。
その選択の積み重ねが、犬たちの安心につながっていくのです。
■ なぜ犬たちは落ち着くのか
人が常に指示を出し、行動を管理する空間ではありません。
その環境の中で、犬たちは少しずつ環境を理解し、自分にとって安全な場所や安心できる距離を見つけていきます。
犬にとって安心とは、誰かに守られていることだけではありません。
自分で状況を理解し、自分で選択できることもまた、大切な安心なのです。
すると、犬同士の過剰な緊張や興奮は少しずつ減っていきます。
私たちは犬を「従わせる」のではなく、
犬自身が本来持っている社会性と落ち着きを、環境の中で取り戻していくことを大切にして
います。
■ 犬はそれぞれの楽しみ方を見つける
狼犬のフェルも、この空間を何度も楽しそうに散策していました。
一方で、小さなチワワたちも、尻尾を振りながらルンルンで歩いています。
犬種も、大きさも、性格も違います。
それでも犬たちは、それぞれ自分なりの楽しみ方を見つけています。
そして実は、犬たちに特に人気なのが、
細葉と塀のあいだにある少し隠れた細い通路です。
人間から見ると、ただの狭い隙間かもしれません。
しかし犬たちにとっては、安心できる、探検できる、特別な空間なのです。
私たちが思う「快適」と、犬たちが感じる「快適」は必ずしも同じではありません。
犬たちは環境を読み取りながら、
歩き、
立ち止まり、
匂いを嗅ぎ、
安心を確認しています。

■ 一度知った犬たちは、自分から入っていく
一度アルテミスワンダーランドを体験した犬たちは、次に来たとき、喜んでホテルの中へ入っていきます。
無理に引っ張る必要はありません。
犬たちは、自分で扉をくぐっていきます。
なぜなら、そこには自分の好きなものがたくさんあることを知っているからです。
匂い、
安心できる空間、
静かな距離感、
散策、
自然、
そして犬たち同士の関係。
犬たちは、その環境を覚えています。
■ 本当に必要なもの
本当に必要なのは、人間が与え続ける刺激ではありません。
おもちゃでも、
絶え間ない声かけでも、
常に誰かがかまい続けることでもありません。
犬自身が、
匂いを嗅ぎ、
歩き、
休み、
距離を選び、
環境を理解できること。
その積み重ねが、犬の安心につながります。
そして犬たちは、本来持っている落ち着きや社会性を少しずつ思い出していきます。
それが、アルテミスワンダーランドです




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