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シベリアンハスキー ルナ 7日間のパピーコース

9月3日
読了時間: 3分

― 「動」の中に生まれた「静」 ―



アルテミス通信 第49号




生後6か月の雌のシベリアンハスキー、ルナがパピーコースにやってきました。


とにかく元気いっぱい。外へ出たい、遊びたい、動きたい。


若いハスキーらしく、エネルギーにあふれたルナの滞在が始まりました。


VOLとの激しいワンプロ


滞在中、ルナが一番よく遊んだのが、5歳雄のオーストラリアン・ラブラドゥードルのVOLです。


最初からよく遊んでいましたが、後半になるにつれてワンプロはどんどん激しくなりました。


お互いに後ろ足で立ち上がり、正面から取っ組み合う。走って、ぶつかって、また組み合う。


そして、その時の唸り声がすごい。


声だけを聞けば、まるで猛獣同士が争っているようで、知らない人なら怖くなったかもしれません。


でも、私は二頭が喧嘩をしているのではなく、遊んでいることが分かっていました。


あまりに激しくなった時には途中で止めて休ませましたが、また一緒になれば遊びが始まります。


人と暮らす家庭犬であっても、犬には犬同士でしか経験できない世界があります。


VOLと全身を使って遊ぶルナを見ながら、改めて思いました。


「犬は、犬によって犬になる。」


今回のルナの滞在の中で、それを強く感じた瞬間でした。



一頭になると別のルナ


ところが、一頭になると様子は一変します。


リードを持って歩くこともできるようになり、周囲の匂いを嗅ぎながら落ち着いて散策します。


滞在後半には、長いリードをつけたルナのそばで私が草取りをしていても、騒がずに待っていられるまでになりました。


「遊びたい」「動きたい」だけではなく、何もしない時間を落ち着いて過ごせるようになってきました。





最終日、家族の前で


最終日、飼い主さんがお子さんたちとルナを迎えに来ました。


久しぶりに家族に会ったルナは、もちろん嬉しそうです。でも、以前のような激しい興奮はありません。


子どもたちに跳びついたり、歯を当てたりすることもなくなっていました。


そして皆がいる前でごろんと横になり、撫でてもらいながら気持ちよさそうにくつろいでいました。


VOLと後ろ足で立ち上がり、猛獣のような声を出して取っ組み合っていた犬と同じルナです。


思いきり遊ぶ「動」のルナ。人のそばで穏やかに過ごせる「静」のルナ。


元気いっぱいのルナが別の犬になったわけではありません。


ルナの中に「静」が加わったこと。それが今回の滞在で見られた一番大きな変化でした。





家に帰ってから


そして帰宅後、飼い主さんから嬉しいメッセージをいただきました。


「子ども達に飛びついて噛んでいたのが、本当に驚くほど無くなりました。


興奮すると少し噛むのですが、噛む強さも優しくなったように感じます。


散歩から帰ると家に入るのを嫌がって中々入らなかったのですが、それもなくスムーズに後ろをついて入ってくれました。


この変化に驚いてます。ありがとうございます。」


APCで見せてくれた「静」のルナ。


それが家に帰ってからの日常の中にも現れていることを、とても嬉しく思いました。





 
 
 

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