ビーグル・八、9日間のAWパピーコース
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更新日:2 日前
― 犬の中で、犬から学ぶ ―
アルテミス通信 第48号

8か月のビーグル 雌、八(はち)が9日間のAWパピーコースを終えました。
9日間で八が一緒に過ごした犬は、老若雄雌およそ20頭。
食欲旺盛、元気いっぱいの八ですが、最初から犬たちと遊んでいたわけではありません。

まずは先輩犬について歩く

最初のころの八は、犬たちの間をうまく立ち回りながら、先輩犬についてあっちへうろうろ、こっちへうろうろ。
積極的に遊びを仕掛けることはありませんでした。
犬たちがどう動くのか、誰に近づいてよいのか、どのくらい距離を取ればよいのか。
まずは周りを観察していたようです。
AWでは、犬同士の関係に人間が必要以上に介入しません。
歩く、匂いを嗅ぐ、近づく、離れる、休む。
八もその中で毎日を過ごしました。

カイからの誘い
6日ほどが過ぎたころ、変化が現れました。
相手は7か月のミニチュア・シュナウザー、カイ。
カイはすでにAWパピーコースを終え、自信満々です。
そのカイが八に何度も遊びの合図を送り、かなり熱心に誘いました。
やがて八もそれに応じ、追いかけっこが始まりました。
カイが走り、八が追う。
そしてワンプロへ。
体重差があるのでカイが不利ですが、カイがお腹を見せると八は少し引き、カイがまた動けば遊びが始まります。
かなり激しい遊びでしたが、人間が介入する必要はありませんでした。

翌日は八から
そして翌日。
今度は八の方からカイを遊びに誘いました。
前日はカイから何度も誘われていた八が、今度は自分から遊びの合図を出したのです。
最初は先輩犬について歩きながら周囲を観察していた八。
誘われて遊び、翌日には自分から誘う。
犬同士で学ぶことの面白さがよく見えた場面でした。

八らしさはそのまま
もちろん、9日間ですべてが変わったわけではありません。
食欲は最後まで旺盛。
自分のお皿を食べ終われば、ほかの犬のお皿を探しに行きます。
そして、あれだけAWで過ごしているのに、トイレはなぜか部屋の中。
ここは最後まで変わりませんでした。

9日間で変わったこと
最終日、迎えに来た飼い主さんは八を見て、
「変わった、変わった」
と驚いていました。
特に驚いたのは、八が自然にお座りをしていたことでした。
お座りを教えることがAWパピーコースの目的ではありません。
八は9日間、老若雄雌さまざまな犬の中で、まず観察し、先輩犬について動き、誘われて遊び、そして自分から遊びに誘うようになりました。
人間が一つ一つ教えなくても、犬は犬を観察し、犬から学びます。





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