ポメラニアン ライラのパピーコース
小さなライラ、大きな犬たちに学んだ6日間
アルテミス通信第51号

元気いっぱい、好奇心いっぱい
パピーコースで6日間を過ごした、ポメラニアンのライラ。
生後4か月、体重は2kgにも満たない小さな女の子です。
体は小さくても、好奇心と行動力はいっぱい。大きな犬にも「何をしているの?」「私も!」と、自分から近づいていきます。
そんなライラが出会ったのは、犬種も体格も性格も異なる犬たち。
遊びに応じてくれる相手もいれば、近づいてほしくない相手もいます。
一頭一頭との関わりが、新しい経験になりました。

柴犬カイから学んだ距離の取り方
最初の相手は、柴犬のカイです。
積極的に近づくライラに、柴犬は威嚇して「近づいてほしくない」という意思を示しました。
自分が遊びたくても、相手が同じ気持ちとは限りません。
ライラにとっては、自分の勢いだけでは関われない相手との出会いでした。
相手が嫌がっているときには、そのサインを受け取り、距離を取ることも必要です。
仲良く遊ぶことだけでなく、踏み込みすぎずに過ごすことも、犬同士の大切な関わり方です。
この経験から、ライラは関わるのが難しい相手への対処も学んだように思います。
ゴールデン リトリバーのラーラと
次に登場したのは、新しくアルテミスの子になったゴールデン・レトリーバーのラーラです。
ラーラはライラの働きかけに応じ、一緒に遊んでくれました。
自分よりはるかに大きな相手にも、ライラは物おじしません。
私がこれまで接してきたゴールデンには、ほかの犬に寛容な子が多く、ラーラにもその一面を感じます。
小さなライラの積極性を受け止め、遊びの相手になってくれました。
今回出会った柴犬とゴールデンでは、ライラへの反応が違いました。
もちろん同じ犬種でも性格はそれぞれですが、ライラにとっては、相手によって関わり方が変わることを経験する機会になりました。

猫のドロテアにも「私も!」
ラーラと猫のドロテアがやり取りをしていると、ライラも横から加わろうとします。
犬2頭と猫1匹の三つ巴です。ラーラがドロテアにちょっかいを出し、ライラはその様子を見ながら入ろうとするのですが、なかなかうまく入れません。
ドロテアも、それぞれの動きに対応していました。
一対一で近づくことと、すでに始まっているやり取りに加わることでは、勝手が違うのでしょう。
ライラはそばで見ながら、参加のきっかけを探しているようでした。
犬とは動きも反応も違う猫との交流も、ライラの経験を広げてくれました。

ボクサーのバッフィとの出会い
次は、ボクサーのバッフィです。
ボクサーバッフィとゴールデンのラーラ (2頭の大型犬)の間に小競り合いがあったとき、ライラは状況を見て、的確に対処できていました。
元気いっぱいに動く子ですが、周囲を見ずに飛び込んでいくばかりではありません。
その場で何が起きているかを見て、自分の行動を調整する一面も見せてくれました。
最初の柴犬カイとの経験も生きていたのかもしれません。
ライラが、遊びたい気持ちだけでなく、相手や状況を見ながら行動していることを感じた場面でした。

キップとラーラの周りを回る「小惑星」
そして、フレンチ・ブルドッグのキップがやって来ました。
キップとラーラのワンプロが始まると、ライラは興味津々。
自分も入りたいのですが、ふたりの遊びにはなかなか加われません。
その周りをくるくる回る姿は、まるで小さな小惑星でした(笑)。
参加したい気持ちは十分あっても、どこから、どのタイミングで入ればよいのか分からない。
そんな様子で、ふたりの遊びを追いかけていました。
ところが翌日には、自分からキップに遊びを挑めるようになったのです。
前日は外側を回っていたライラが、今度は相手に向かって働きかける。
見ていた時間や、入ろうとしていた時間も、その一歩につながったのかもしれません。
日々の関わりの中で見えた、嬉しい変化でした。

自分の足で、世界を確かめたい
ライラは、自分で歩こうとする力が強い子です。
行きたいところ、見たいもの、確かめたいことがたくさんあります。
滞在中には、リードをつけて歩く練習もしました。
ただ、今のライラを表すなら、まずは「元気いっぱい」がぴったりでしょう。
自由意思が高すぎます(笑)。
自分から動き、周りを知ろうとする意欲は、ライラの持ち味です。
その気持ちを大切にしながら、人と一緒に歩くことも少しずつ覚えていってほしいと思います。

犬たちに鍛えられた6日間
柴犬、ゴールデン・レトリーバー、ボクサー、そしてフレンチ・ブルドッグ。
自分より大きな犬たちに鍛えられた、中身の濃い6日間でした。
相手と距離を取ることもあれば、自分から遊びに誘うこともある。
ライラはそれぞれの出会いの中で、関わり方を探っていました。
まだ学び始めたばかりの子犬ですが、その小さな体には、たくさんの可能性が詰まっています。
これからの成長が楽しみです。





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