top of page
Artemis-C1.png

犬の社交場(DOGS FORUM)②

  • 7月27日
  • 読了時間: 5分

大型犬たち、それぞれの一日 ~5頭が見せた個性~


アルテミス通信 第45号



大型犬祭りの始まり


今回の犬の社交場(DOGS FORUM)は、大型犬4頭、小型犬1頭が集まる「大型犬祭り」となりました。


  1. ゴールデン・レトリバーのモカ(♂・8か月・約25kg)

  2. ラブラドゥードルのVOL(♂・5歳・約17kg)

  3. ボクサーのBUFFY(♀・6歳・約28kg)

  4. フラットコーテッド・ドゥードルのモカ(♀・8か月・約23kg)

  5. パピヨン・シーズーMIXのビート(♂・1歳2か月・約6kg)


それぞれが自由に過ごしながら、犬らしい姿をたくさん見せてくれました。


なお、ゴールデン・レトリバーのモカは、この日が ARTEMIS WONDERLAND(AW)パピーコース 最終日でした。



大型犬同士だからできる遊び


最初に目を引いたのは、ゴールデン・レトリバーのモカとラブラドゥードルのVOLによるワンプロです。。


歯を見せ、鼻にしわを寄せながら力強く組み合う姿は、初めて見る人なら「けんかでは?」と思うほど迫力がありました。


しかし、お互い本気で傷つけようとする様子はなく、大型犬同士だからこそできる遊びです。


その様子をボクサーのBUFFYやフラットコーテッド・ドゥードルのモカは落ち着いて見守っていました。


犬たちは遊びであることを理解していますが、周りの飼い主さんたちは少しハラハラした様子でした。


私は犬たちの表情や動きを観察しながら、介入するタイミングを判断していました。


VOLとしばらく遊んだあと、ゴールデンのモカはボクサーのBUFFYへ興味を示し、マウントしようとしました。


遊びから別の行動へ変わり始めたと判断し、ここで一度モカを離して気持ちを切り替えました。



相手によって遊び方は変わる


大型犬たちが落ち着いた頃、小型ミックス犬 ビートが仲間に加わりました。


するとゴールデンのモカは、VOLと遊んでいた時とはまったく違う遊び方を見せます。


VOLには歯を見せながら激しく組み合っていたモカが、ビートには歯を使わず、前脚で優しく転がすだけでした。


転がされたビートはすぐに立ち上がり、またモカの前へ向かいます。そのたびにモカは力加減を変えながら遊びを続けていました。


犬は相手の大きさや力を見ながら、自分で遊び方を変えていることがよく分かる場面でした。




それぞれの個性


VOLはとても活動的な犬です。


人にも犬にも積極的に近づき、遊びに誘ったり、ちょっかいを出したりしながら、絶えず動き回っています。


その分、動きが激しいため疲れるのも早く、時々室内へ入って水を飲みながら休憩します。


そして体力が回復すると、また元気に活動を始めます。


この日は興奮が高くなってきたため、一度一頭でドッグランへ移しました。


すると落ち着きを取り戻したVOLは、ひとりで元気よく走り回り、まだまだ遊び足りない様子でした。



BUFFYはアメリカで育ち、訓練も受けてきたボクサーです。


アメリカではボクサーは穏やかな家庭犬というイメージが強いそうですが、日本では見た目から怖がられることも多く、他の犬と触れ合う機会はあまり多くなかったそうです。


飼い主さんは「いろいろな大型犬と触れ合うことができて、とても良い経験になりました」と話してくださいました。


私が特に印象に残ったのは、モカが文旦の葉や枝を夢中になってかじっている姿を、BUFFYが少し離れた場所からじっと見つめていたことです。


自分は枝をかじることなく、「何をしているのだろう」とでも言うように、最後まで興味深そうに観察していました。


犬は遊ぶだけではなく、他の犬の行動から学び、観察する動物なのだと改めて感じた場面でした。


大型犬たちの中でも終始落ち着きを失わず、その存在が犬たち全体の雰囲気を穏やかにしてくれているようにも感じました。




フラットコーテッド・ドゥードルのモカは、約1か月半前にAWパピーコースを修了しています。


飼い主さんは「もっと興奮すると思っていました」と話されていましたが、犬同士では自然に距離を取りながら落ち着いて過ごしていました。


一方で、人への飛びつきやリードの引っ張りには課題も見られ、今後は家庭での継続した取り組みが大切だと感じました。



ビートは前回滞在した時よりも少し慎重になった印象を受けました。


大型犬たちが激しく遊んでいる間は無理に中へ入ろうとはせず、少し距離を取りながら様子を見ています。


そして大型犬たちの興奮が落ち着くと、自分からゴールデン・レトリバーのモカのもとへ向かい、遊び始めました。


約20kgもの体格差がありましたが、モカはビートに合わせて力加減を変え、ビートも何度転がされてもすぐに立ち上がって再び遊びを誘います。


大型犬を怖がる様子はなく、楽しそうに遊び続けていました。


前回より慎重さは見られましたが、その分、自分で状況を判断しながら行動しているようにも感じられました。



犬たちは犬を見ている


今回改めて感じたのは、犬たちは遊ぶだけではないということです。


相手を観察し、距離を考え、遊び方を変え、その場に応じて自分で判断しながら行動しています。


DOGS FORUMでは、そんな犬本来の社会性を自然な姿で見ることができます。


犬を観察しているのは人だけではありません。


犬たちもまた、お互いをよく観察しながら暮らしているのです。



犬の社交場「DOGS FORUM」


DOGS FORUMは毎週日曜日、15時から17時まで開催しています。


ARTEMIS WONDERLAND(AW)で学んだことを確かめる犬もいれば、初めて犬社会を経験する犬もいます。


犬たちが自由に交流し、それぞれの社会性を育んでいく場所です。


ご家庭では見ることのできない愛犬の新しい一面に、きっと出会えると思います。


その姿を見守ることも、DOGS FORUMの大きな魅力の一つです。


皆様のご参加をお待ちしております

 
 
 

コメント


bottom of page